2020/06/29 22:58

緊急事態宣言の真っ只中、
ふくでの展示でお菓子セットを包む、ハンカチ用の布が岩瀬さんから届いた。

そこには去年の夏に見た若桜の色合い、山や川の色が載っていた。
蒼い山と、水の色。

絵がものすごくまぶしかった。
ただきれいなものがそこにあるという感じ。
ジーンときた。


若桜に滞在して、在廊するつもりだったけれど、それは変更になって、

ありがたいことに、それなりになんとか製作物の販売があるので、
つくりつづけていけるなぁという日々で、

そもそも、だいたい作業をひたすら続けるまいにちなので、
自粛もなにも生活に多大な影響を及ぼすわけでなく、あんがいのほほんとしていたけれど。


不要不急の言葉の裏で考えていたのは、
必要なものはそんなに多くないけれど、
必要なものしか残っていない世の中を想像すると、
おそろしい。

わたしたちには必要ないものが必要、
不要の要(無知の知みたいだな


普段の生活の中、絵を持ち歩く。
使うひとも、その周りのひとも、絵を見る。

そういうことがあればいいよなと思います。
うつくしいをかんじる瞬間。